2021年夏、3DCGドラマ「バイオハザード・インフィニットダークネス」が公開されます。
Netflixによる世界同時配信のため、メインの収録音声は英語です。
そこで気になるのが、日本語吹き替え役の声優ではないでしょうか。
すでに主人公のレオン役は森川智之氏、クレア役には甲斐田裕子氏が確定しています。
カプコンの本気度が伺えるキャスティングになっているので、作品を一層深く味わうためにも、2名の経歴について確認しておきましょう。
それでは、始めます。
森川智之氏の経歴と実績とは?

森川氏は2012年からレオン・S・ケネディ役を務める、1967年生まれのベテラン声優です。
レオンが登場するCG・ゲーム作品での出演が続いており、今回の作品も例に漏れません。
学生時代はアメフトに打ち込んでいた森川氏ですが、首の怪我により断念。
以後、声優志望に転向します。
1987年にデビューを果たすと、吹き替え、アニメ、ゲーム、特撮などの分野で活躍し、これまで1,500本以上の作品に関わってきました。
代表的なアニメ・ゲーム作品としては、
・クレヨンしんちゃんの「野原ひろし」
・ONE PIECEの「エネル」
・NARUTOの「波風ミナト」
・ファイナルファンタジー7の「セフィロス」
など、誰もが一度は耳にしたことのある、国民的キャラクターの声を担当。
また、少年時代からの憧れである外国作品の吹き替えでは、
・「トム・クルーズ」
・「キヌス・リーブス」
・「ユアン・マクレガー」
など数々の大物俳優を担当しています。
特にトム・クルーズは2003年から専属で担当しており、本人から「日本版が一番美しい」と絶賛されたことからも、声優としての腕前が伝わってきます。
こうした多様な声優遍歴を積んできたことも、レオン・S・ケネディの役を勝ち取ったことに大きく貢献しているでしょう。
2019年の第13回声優アワードでは、甲斐田裕子さんと共に初代「外国映画・ドラマ賞」に輝いています。
甲斐田裕子氏の経歴と実績とは?

甲斐田裕子氏は、2008年からクレア・レッドフィールド役を務める1980年生まれの声優です。
クレア役においては、森川智之氏と同様、CG・ゲーム作品で固定起用が続いています。
そんな甲斐田氏は、幼い頃から外国映画の吹き替えに憧れを持ち、東京メディアアカデミー声優ボーカル科に進学。
在学中の2000年にデビューを果たして以来、声優として750本以上の作品に出演してきました。
活動のメインは外国作品の吹き替えですが、アニメの声優業も苦にしません。
代表的なアニメ作品としては、
・銀魂の「月詠」
・一騎当千の「呂蒙子明」
・とらドラ!の「狩野すみれ」
などを担当したことで有名です。
さらに本人の志望である吹き替えでは、
・「アン・ハサウェイ」
・「ガル・ドット」
・「レイチェル・ワイズ」
など、数々の大物女優を担当しています。
甲斐田氏がクレア役の座についたのも、こうした幅広い活動が評価された結果でしょう。
レオン役の森川智之氏とは2012年の「バイオハザード・ダムネーション」から共演を続ける仲であり、ファンにとってはお馴染みのタッグとなります。
2人の作品に対するコメント
お二人の本作に対する意気込みも届いているので、確認しておきましょう。
◯森川智之氏コメント
「レオン・S・ケネディを演じます森川智之です。『バイオハザード』初の連続CGドラマシリーズということで、また戦いの日々がやって来るのかと思うと、早くも胸の高鳴りが抑えられない状態です。
表題のインフィニットダークネスとはいったいどういう意味を持つものなのか、新たなドラマでのレオンの活躍にご期待ください!」
◯甲斐田裕子氏コメント
「作品が出るたびに美しくなっていくグラフィックにどんどん恐怖が増します。そしてついにドラマ化!? レオンとクレアにどんな展開が待っているのか楽しみです。昔プレステ版の2で犬に追い詰められ叫びながらプレイしてたのが懐かしい、恐怖に耐えられるでしょうか。」
まとめ
最後に、バイオハザード・インフィニットダークネスの声優についてまとめると、
①森川智之氏と甲斐田裕子氏は、アニメと吹き替え両方の実績を持つ実力派声優
②二人は2012年以降タッグを組んでおり、第13回声優アワード・初代「外国映画・ドラマ賞」を共同受賞した
となります。
欧米を軸に物語が展開する「バイオハザード」シリーズでは、声優にも一定の国際感覚がなければなりません。
その点、森川氏・甲斐田氏は、活動初期から外国作品の吹き替えに携わっており、大役を務めるにふさわしい経歴を持っています。
お二人とも日本屈指の声優と見て間違い無いので、本作も高い完成度が期待できるでしょう。
それでは、今回はこのへんで。
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