2021年夏、3DCGドラマ「バイオハザード・インフィニットダークネス」が公開されます。
今回、監督・音楽を担当する⽻住英⼀郎氏と菅野祐悟氏は、どのような経歴を持つ人物なのか。
作風に関わるポイントなので、チェックすることでより作品を楽しめると思います。
それではいってみましょう。
監督を務める⽻住英⼀郎氏の経歴と実績とは?

⽻住英⼀郎氏は、ドラマを中心とした3次元映像に実績を持つ1967年生まれの映画監督です。
過去の実績に2次元の作品はなく、今回監督を務める「インフィニット・ダークネス」が初のCG作品になります。
これまでメガホンを片手に映像俳優の指揮をしてきた羽住氏の起用は、作風にどのような影響を及ぼすのか。
まずは、羽住氏の経歴と代表作品を確認しましょう。
⽻住英⼀郎氏は、中学時代に「第三の男」に影響されて映画監督を志します。
その後、日本大学芸術学部映画学科を卒業すると、有限会社5年D組を経て2000年に株式会社ロボットに入社。
テレビドラマ「Over Time」、「伝説の教師」、「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店」、「ギンザの恋」などで演出を務めた後、2004年に「海猿」で映画監督デビュー。
以降は映画版「海猿」シリーズ、「逆境ナイン」、「ワイルド7」、「暗殺教室」、「劇場版 MOZU」、テレビドラマ「太陽は動かない」など、数々の作品に監督として関わってきました。
自身初のCG作品である本作については、「フルCGアニメですが、普段⾃分がやっている実写の撮影に近いキャメラワークやライティングの雰囲気に極⼒寄せる事により、よりライブ感が出る様に意識しました。」と、極めて前向きに語っています。
これまで3次元映像で場数を踏んできた羽住氏は、優れた演出技術を持っています。
そんな演出技術に長ける羽住監督の起用は、3次元の実写性に接近しつつあるCG映像の立体感をさらに際立たせてくれるでしょう。
また音楽担当の菅野祐悟氏とは、「劇場版 MOZU」など過去に複数の作品で共演しており、3次元映像に近い基準でドラマが制作されていることを示唆しています。
⾳楽を担当する菅野祐悟氏の経歴と実績とは?

音楽を担当する菅野祐悟氏は、幅広いメディアで活躍する1977年生まれの音楽家です。
天才肌の音楽家である菅野氏の経歴もチェックしておきましょう。
菅野氏は、幼少期から様々な音楽に親しんだ後、高校時代から作曲のレッスンを開始。
東京音楽大学作曲科に入学すると、在学中からアーティストへの楽曲提供を始めます。
卒業後は、森永(モリナガ♪)、新ビオフェルミンS(シンビオフェルミンエッス♪)、 HOYU(ホーユー♪)など、現在も使用されているCMサウンドロゴの制作を手掛けつつ、2004年には若干27歳の若さでテレビドラマ「ラストクリスマス」の音楽を担当。
以降、毎年途切れることなく連続テレビドラマや劇場映画の音楽を制作しています。
テレビドラマでは「ホタルノヒカリ」、「ガリレオ」、「東京タラレバ娘」、「太陽は動かない」など60番組以上、映画では「SP」シリーズ、「劇場版MOZU」、「カイジ ファイナルゲーム」、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「ガンダム Gのレコンギスタ」など50以上の映画作品に携わっています。
ゲーム作品「rain」「仁王」も担当しており、総作曲数は2,000曲超。
さらに交響曲の作曲と年に1度のコンサートも開催しており、2015年にはアメリカでの公演も実施。
「作曲していると脳内に映像が浮かび、美術作品を見ていると新たなメロディーを思いつく」という共感覚を思わせる才能の持ち主でもあり、2012年からは画家としての活動も開始しています。
そんな天才肌の菅野氏は、本作の作曲について「Netflixで配信されることを意識し、海外の方々に観てもらった時にも楽しめるよう、ハリウッド映画のスケール感を意識しました。」と語っています。
これまで日本の大ヒット作品を支えてきた菅野氏だからこそ、ハリウッド映画の空気感を抑えつつ日本独特の感性を織り交ぜた音楽を届けてくれるでしょう。
羽住監督と「情報共有を繰り返しながら作曲した」という音楽にも要注目です。
まとめ
最後に、バイオハザード・インフィニティーダークネスの監督と音楽の担当についてまとめると、
①監督の羽住英一郎氏は、3次元映像に実績を持つ
②音楽を担当する菅野祐悟氏は、音楽家として数々の大ヒット作品を支えてきた
③両者は、過去に3次元映像の作品でタッグを組んでいる
となります。
過去に3次元の映像作品でタッグを組んできた⽻住監督と菅野氏の起用は、3DCGの立体表現をさらに高めてくれることは間違いありません。
すでに決定している声優と合わせて、作品の細部にも注目していきましょう。
それでは、今回はこのへんで。
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